「落語は好きだけど、寄席にはまだ行ったことがない」——そんな方に向けて、初めての寄席を最大限に楽しむコツをまとめました。結論から言えば、予習ゼロ・手ぶらでふらっと行っても大丈夫なのが寄席の良いところです。
寄席ってどんな場所?
寄席は落語や色物(漫才・紙切り・曲芸など)を一日中やっている演芸場です。都内なら鈴本演芸場・新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場が「定席」と呼ばれる常設の寄席。基本的に昼の部・夜の部の入れ替え制で、木戸銭(入場料)は3,000円前後。映画1本分くらいの値段で、10組以上の芸人さんを一気に見られます。
初心者におすすめの回り方
- 途中入場・途中退出OK。全部見なくても構いません。まずは2〜3時間だけ覗いてみましょう
- トリ(主任)から逆算する。その日のいちばんの実力者は最後に出ます。トリの30分前に入るだけでも十分楽しめます
- 飲食も自由な寄席が多い。お弁当を持ち込んで、のんびり聴くのが江戸前の楽しみ方です
演目は当日のお楽しみ
寄席では基本的に演目は事前に発表されません。噺家さんがその日の客席の空気を見て「何を掛けるか」を決めるからです。時そばのような定番が出ることもあれば、季節の噺に出会えることも。この一期一会こそが寄席の醍醐味です。
まとめ
難しい作法は何ひとつありません。笑いたいときに笑って、拍手したいときに拍手する。それだけで、あなたも立派な寄席の客です。まずは近くの定席へ、ふらっと出かけてみてください。