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滑稽噺江戸・上方落語

短命

たんめい上方では「長命」。艶笑噺の代表格

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あらすじ

大金持ちの家に、たいそう美しい娘がいる。ところが迎える婿が、なぜか次々と若くして亡くなってしまう。その不思議を隠居に尋ねた八五郎だが、隠居がいくら遠回しに“わけ”をほのめかしても、察しの悪い八五郎にはいっこうに通じない。手を替え品を替えの説明が延々と続く。

ここが聴きどころ

際どい“わけ”を上品にほのめかす隠居と、いくらヒントを出されても気づかない野暮な八五郎の、噛み合わない問答の可笑しさ。艶っぽい話題を下品に流さず、あくまで「察し」の妙で笑わせる、江戸前の粋な一席です。

オチ(サゲ)の型

考えオチ(察しオチ)。婿が短命な“わけ”を、演者は決して直接には口にせず、聞き手の想像に委ねて落とします。最後に八五郎が身近な例を引き合いに出して、ようやく合点する一言が眼目となります。

▼ サゲ(オチ)を見る ※ネタバレ注意

サゲは察しオチ。ようやく“わけ”を呑み込んだ八五郎が、我が家の不器量な女房を思い浮かべ、「なるほど、それじゃあ俺は長命だ」と得心して落とす。上方の「長命」も同趣向。

意味・元ネタ・豆知識

美しい後家、あるいは娘の婿が早世する“わけ”を、艶っぽく品よく匂わせる艶笑噺。上方では「長命」と題し、江戸の「短命」と対をなす。あからさまには語らず、あくまで“察し”で笑わせる、演者の話術が問われる演目として知られる。

代表的な演者

八代目桂文楽五代目古今亭志ん生

#艶笑 #後家 #察し

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