寿限無
じゅげむ前座噺の代表。上方=長名
あらすじ
生まれた子に縁起の良い名前を全部つけてしまった結果、「寿限無寿限無五劫の擦り切れ…」という長すぎる名前に。名前を呼ぶだけで一苦労という言葉遊びの傑作。
ここが聴きどころ
長い名前を淀みなく言い切る心地よいリズム。子どもから大人まで楽しめる落語入門の定番。
オチ(サゲ)の型
「地口オチ(言葉のオチ)」に分類される前座噺。長い名前を淀みなく言い切る“言い立て”のリズムが命で、名前を呼ぶたびに騒動が大きくなる構成。オチは長すぎる名前そのものが招く言葉の妙にあります。
意味・元ネタ・豆知識
名前は縁起物を全部詰め込んだもの。寿限無=寿命が限りない/五劫の擦り切れ=気の遠くなる長い時間/海砂利水魚=海の砂利と水の魚のように尽きない/水行末・雲来末・風来末=水と雲と風の行方の果て/食う寝る処に住む処=衣食住/藪ら柑子の藪柑子=縁起木のヤブコウジ/パイポ・シューリンガン・グーリンダイ・ポンポコピー・ポンポコナー=唐土の長寿の王とその一族/長久命の長助=長く久しい命。意味の塊で区切ると覚えやすくなります。
名前の全文(言い立て)
寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末 食う寝る処に住む処 藪ら柑子の藪柑子 パイポ パイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助